競艇界最強のスタート巧者は誰だ?


言うまでもなく、競艇でスタートは大事だ。

ほんのわずかでも相手より前に出れば圧倒的に有利な競艇において、スタートで出遅れれば、そこでもう勝負がついてしまう。

買った選手がドカ遅れした日にはスタートする前から舟券を破り捨てたくなる時もある。

では、競艇界で最もスタートがうまいのは誰なのか?

直近3年間のデータで、最もスタートが巧い選手が誰なのかを集計してみた。

 

方法

今回はスタートタイミングの早さと安定性の面から検証を行う。集計対象は過去3年間、100走以上した選手のみを対象とした。フライングや出遅れは考慮せず、集計対象から除外する。

STの早さと、STのばらつきの少なさでトップ30の選手を算出した。

ばらつきの少なさの指標として、標準偏差という指標を用いた。

 

標準偏差とは?

ばらつきを数値で表すため、統計では一般的に標準偏差という数値を使う。

細かい計算方法は省略するが、平均からどれくらいばらつくのかを表す指標だ。

平均STが0.15の選手がいたとして、選手Aの標準偏差が0.01だったとする。この選手は7割がた0.14〜0.16の間でスタートを切るということを示す。

同じ平均ST0.15で標準偏差が0.05の選手Bがいたとすれば、この選手は7割がた0.10〜0.20の間でスタートを切るということを示す。

同じ平均ST0.15で標準偏差が0の選手Cがいたとすれば、この選手は0.15以外のスタートを切らなかったことを意味する。

平均値は同じでも、ドカ遅れする確率は選手Bが一番高い。逆に最も早いスタートを切る確率も、選手Bが高くなる。

上記例では、選手Bのスタートが最も安定しないと言えるだろう。

最もSTが安定しているのは、選手Cだ。

 

平均STトップ30

過去3年間を通して、最もスタートが早かった選手のトップ30は下表のとおりになった。

 

登録番号名前平均STST標準偏差
3849中岡正彦0.12090.0516
3960菊地孝平0.12170.0502
2942瀬尾達也0.12250.0632
4850野中一平0.12380.0730
4074柳沢一0.12480.0600
3779原田幸哉0.12510.0534
4297山田哲也0.12540.0525
4236松村敏0.12590.0606
4769馬場剛0.12640.0617
3548室田泰史0.12810.0542
4335若林将0.12850.0549
3799今泉和則0.12900.0590
4166吉田拡郎0.12920.0566
3721守田俊介0.12980.0632
4524深谷知博0.13060.0606
3805高橋英之0.13280.0546
4278藤岡俊介0.13370.0621
4213重富伸也0.13470.0623
3557太田和美0.13750.0630
4445宮地元輝0.13760.0638
4446和田兼輔0.13770.0597
3795金子龍介0.13790.0662
3903白石健0.13840.0546
4483北野輝季0.13850.0658
3587武田信一0.13860.0728
4176樋口喜彦0.13890.0688
4604岩瀬裕亮0.13890.0596
3716石渡鉄兵0.13940.0586
3541三嶌誠司0.13950.0559
4824松井洪弥0.13960.0775

 

平均STが0.12台の選手が10人以上もいるのにびっくりした。

3年間トータルで最もSTが早かったのは中岡正彦選手だ。期別で見ると0.11をきっている。

しかし、思ったよりSGの常連選手が入っていない。

出たことがあるレベルの選手が結構な割合でランクインしているものだ。

STは対戦相手はあまり関係ない(はず)なので、スタートだけが勝敗に直結しているとは言えないのかもしれない。

 

ST安定性トップ30

次に安定性のトップ30だ。

 

登録番号名前平均STST標準偏差
3960菊地孝平0.12170.0502
3849中岡正彦0.12090.0516
4297山田哲也0.12540.0525
3909佐々木康幸0.14180.0527
3779原田幸哉0.12510.0534
3548室田泰史0.12810.0542
4099吉永則雄0.16370.0545
3805高橋英之0.13280.0546
3903白石健0.13840.0546
3499市川哲也0.14430.0549
3940飯山泰0.14400.0549
4335若林将0.12850.0549
4073大橋純一郎0.15740.0554
4024井口佳典0.14570.0556
3942寺田祥0.16220.0558
3541三嶌誠司0.13950.0559
4208三浦永理0.16080.0563
3415松井繁0.15020.0565
4166吉田拡郎0.12920.0566
4158木場雄二郎0.15910.0567
4337平本真之0.15020.0568
3613角谷健吾0.15050.0571
3744徳増秀樹0.13970.0573
4009小林一樹0.14290.0575
3635石田政吾0.15590.0576
4209藤田竜弘0.17770.0577
3488柳田英明0.14190.0579
4055吉田俊彦0.15350.0580
3981今坂晃広0.14620.0580
3743林美憲0.15180.0582

 

安定性部門では若干メンツが入れ替わっている。

トップの2名は変わらないが、0.14〜0.17くらいまでの選手がランクインしている。

どちらのランキングでも中岡正彦選手、菊地孝平選手の2名がランクインしている。

この二人がここ3年間でもっともスタートが巧い選手と言えそうだ。

 

考察

思ったよりもSGの常連レーサーがランクインしない印象を受けた。

早いスタートにはフライングの危険もつきまとう。

スタートタイミングは相対的に早ければ良いものなので、1艇身差でトップスタートであれば0.11だろうと0.25だろうと、勝つ確率は似たようなものだろう。

多少、遅いSTでも、安定してスタートを切れる選手の方が結果的に良い成績を残せるのかもしれない。

 

集計対象期間:2013年6月1日〜2016年6月30日

レース件数:160932レース ※不成立含む


競艇界最強のスタート巧者は誰だ?” への2件のコメント

  1. すばらしいデータです!!

    こちらのデータをyoutubeページ上に引用してもよろしいでしょうか?
    stデータについてです!

    • コメントありがとうございます。
      引用は構いませんので、どんどん使ってやって下さい。
      youtube動画の作成、頑張って下さい!

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