このブログは競艇を統計的に分析したらどうなるかをテーマとしている。
しかし、公営競技は競艇だけではない。競馬、競輪、オートレースだってある。というか、競艇は中央競馬と比べて明らかにマイナーだ。
別の競技を統計的に解析している人だっている。それに、競艇を分析しているのだって、私だけではない。
というわけで、今回は、少しばかり他の方の研究成果を紹介したい。
競馬
競馬ではハズレ馬券が経費として認められるかどうか裁判で争った卍氏が有名だ。
しかし、他にも同じような方法で回収率100%を超える買い方を見つけた方がいるようだ。
競馬の解析をガチでやったら回収率が100%を超えた件
作者のstockedgeさんは普段、株を中心に統計や機械学習をされているようだ。
基本的な思想は、卍氏と同じように、不当に低く評価されている馬を見つけるというものらしい。
以前、コメントをお寄せいただいた赤目無冠さんからもご指摘いただいていたが、競馬でも穴狙いは回収率が低いというデータが掲載されている。
というか、穴狙いの回収率の低さは世界共通の傾向だそうで、論文にもなっているらしい。
個人的にショックだったのは、遺伝的アルゴリズムという手法を使って買い方を学習させるのに失敗したという記載。
遺伝的アルゴリズムは近々試そうと思っていた手法だったからだ。
競輪
競輪では競輪雑考さんが、同様に穴狙いの回収率が低いというデータを公表してくれている。
2008年〜2009年のデータで少し古いが、同じような傾向がやはり競輪でもあるようだ。
配当が高くなるほど、回収率は下がっている。
しかし、最も高い配当のあたりで回収率が跳ね上がっているのは、サンプル数が少ないからだろうか?
stockedgeさんのデータでも、18番人気中17番人気の回収率だけが非常に高くなっていた。
気になって自分の過去のデータを見直してみたが、そんな傾向はなかった。
あまりにも穴すぎると逆に回収率が高くなる・・という現象はあってもおかしくなさそうだけど。
競艇
具体的なデータまでは公表されていないものの、赤目無冠さんも私より3年前に穴狙いは損という記事を書かれている。
確かにガチガチの本命と穴の中間に、確かに最もお得なゾーンがありそうだ。
考察
競技や人種を問わず、穴狙いは損という傾向が、どうやらあるようだ。
オートレースのデータは見つけられなかったが、多分同じような傾向を示すと思う。
もちろん、穴狙いで絶対に勝てないという証明にはならない。しかし、10%〜30%のハンデを背負うことになるのは間違いないだろう。
それはそれとして、勝つためにはやはり、お得指数のようなものを考えるのが近道なのかも知れない。
フライング持ち、エンジンの戦歴、前走の結果などが競艇では影響しそうだ。