ここ3年間でアウト5・6コース1着率が最も高かった選手は誰なのか?
コース別に1着率トップ20を出してきたシリーズも今回で最終回。
5、6コースといえば圧倒的に不利なコースだ。頻繁に勝負に絡んでくるわけではないが、無視しているとたまに痛い目を見る。かといって、狙ってみてもあまり当たらない。
インばかりに偏るこの時代、果たしてアウトコースのスペシャリストは存在するのか?
というわけで、ランキングを見てみよう。
なお、例によって、統計の対象としたのは過去3年間で一般戦とG3に当該コースを50走以上した選手のみとした。
5コース1着率トップ20
まずは結果を見てみよう。
登録番号 | 選手名 | 進入回数 | 1着回数 | 1着率 |
---|---|---|---|---|
4019 | 笠原亮 | 83 | 26 | 31.325 |
3961 | 谷村一哉 | 70 | 20 | 28.571 |
4188 | 久田敏之 | 74 | 21 | 28.378 |
4061 | 萩原秀人 | 67 | 19 | 28.358 |
4108 | 吉村正明 | 90 | 24 | 26.667 |
4297 | 山田哲也 | 69 | 18 | 26.087 |
3903 | 白石健 | 68 | 17 | 25.000 |
3952 | 中澤和志 | 64 | 16 | 25.000 |
3909 | 佐々木康幸 | 75 | 18 | 24.000 |
3966 | 作間章 | 98 | 22 | 22.449 |
4460 | 後藤翔之 | 90 | 20 | 22.222 |
3876 | 中辻崇人 | 108 | 23 | 21.296 |
4074 | 柳沢一 | 71 | 15 | 21.127 |
3849 | 中岡正彦 | 57 | 12 | 21.053 |
4292 | 麻生慎介 | 105 | 22 | 20.952 |
4311 | 岡村仁 | 67 | 14 | 20.896 |
4528 | 黒井達矢 | 72 | 15 | 20.833 |
4524 | 深谷知博 | 72 | 15 | 20.833 |
4500 | 山田康二 | 63 | 13 | 20.635 |
4657 | 江崎一雄 | 102 | 21 | 20.588 |
5コース1着率のトップは笠原亮選手となった。
センターでトップだった峰竜太選手は5コース34走で対象外だが、1着率は35.29%。集計条件を30走以上に緩めればトップだった。
というか、全選手の5コース1着率を計算したら、6.70%だった。
ランクインした選手は次元が違う。
6コース1着率トップ20
最後に大外6コース。
他コースの集計では絶対入ってこないあの選手達は果たしてランクインしているのだろうか?
結果を見てみよう。
登録番号 | 選手名 | 進入回数 | 1着回数 | 1着率 |
---|---|---|---|---|
4019 | 笠原亮 | 69 | 13 | 18.841 |
4547 | 中田竜太 | 72 | 13 | 18.056 |
3852 | 澤大介 | 699 | 104 | 14.878 |
4352 | 下條雄太郎 | 50 | 7 | 14.000 |
3857 | 阿波勝哉 | 617 | 86 | 13.938 |
3349 | 吉田一郎 | 52 | 7 | 13.462 |
4095 | 福来剛 | 82 | 11 | 13.415 |
3412 | 鈴木博 | 76 | 10 | 13.158 |
4544 | 松田大志郎 | 62 | 8 | 12.903 |
4579 | 中嶋健一郎 | 105 | 13 | 12.381 |
4450 | 平高奈菜 | 66 | 8 | 12.121 |
4208 | 三浦永理 | 50 | 6 | 12.000 |
3876 | 中辻崇人 | 59 | 7 | 11.864 |
4573 | 佐藤翼 | 59 | 7 | 11.864 |
4262 | 馬場貴也 | 59 | 7 | 11.864 |
4297 | 山田哲也 | 51 | 6 | 11.765 |
3679 | 飯島昌弘 | 61 | 7 | 11.475 |
4685 | 島村隆幸 | 131 | 15 | 11.450 |
4311 | 岡村仁 | 54 | 6 | 11.111 |
3079 | 新地雅洋 | 82 | 9 | 10.976 |
トップは再び笠原亮選手で、二冠達成。
ちなみに、全選手の6コース1着率は2.49%。本当に別次元だ。
そして、澤大介選手と阿波勝哉選手が3位と5位にランクインした。
この二人は5コースそれぞれ10走と12走で5コースでは集計の対象外。1コースから4コースまではともに0走と、集計の対象外と言うより、集計不能だった。
もう一人の6コーススペシャリスト、小川晃司選手は1着率8.02%で、惜しくも圏外となった。出走回数は735回でトップだけど。
考察
今回の分析結果では、アウトコース最強は笠原選手となった。
しかし、SGタイトルを獲得したことのあるレベルの選手は、そもそもアウトコースに入らない傾向にあるようだ。番組で組まれているというのもあるだろうし、コース取りで内に入る傾向にもある。
笠原選手もSGタイトル保持者でありながらアウトコースを嫌わないのは、得意だからなのだろうか?
それとも、他のSGタイトル保持者も、やろうと思えばそこそこやれるのだろうか。
なんとかはっきりさせてみたい気がする。
集計対象期間:2013年2月1日〜2016年2月29日
レース件数:160534レース ※不成立含む
「山田哲也の外枠は要らない」って競艇場の長老が言ってたけど、それを覆すデータに唸りました(笑)
コメントありがとうございます!
無視するには微妙な感じの確率ですよね。
当たったらラッキー、くらいの気分で買うと幸せになれるかもしれません。
ありがとうございました!