記念クラスのレーサーは一般戦でどれだけ逃げられるのか?


一体、記念クラスのレーサーと一般戦クラスのレーサーでは、どれだけ実力に差が有るのだろうか?

記念ばかり走っているレーサーが一般戦を走ると、どれくらい1着を取れるのか?

以前、1コースで最も1着を取る確率が高い選手をランキング形式で統計的に分析した。

しかし、レースのグレードを考慮せず、強豪ばかり集まるSGやG1をメインに走っている選手に不利なのでは、というご指摘をいただいた。

というわけで、今回は記念と一般戦で別個にランキングを集計してみた。

 

グレードについて

5つのグレードをグレード別にデータを集計すると、サンプル数が少なくなりすぎるため、G2〜SGをハイグレードレース(以下、HGレース)、G3と一般戦をローグレードレース(以下、LGレース)として分析を行う。

分類の根拠、サンプル数に関しては、前回の記事を参照。

また、今回はHGレースのサンプル数が少ないため、過去3年間で50回以上インコースに進入した選手を集計の対象とした。

なお、前回のイン逃げ率ランキングと今回では、集計期間も若干異なっているのでご承知おきください。

 

ローグレードレーストップ20

まずは、G3以下のレースにおけるイン逃げ率トップ20を見てみよう。

前回の集計では強豪選手同士の対戦も含めた形で集計した。

このランキングはHGレースのデータを除外したので、一般戦クラスのレーサーと記念クラスのレーサーを同じ条件で比較できる、はず。(異論反論は歓迎)

 

登録番号名前1コース進入回数1着回数1着率
4418茅原悠紀948590.426
4042丸岡正典514486.275
4236松村敏17314885.549
3941池田浩二595084.746
4238毒島誠685783.824
4108吉村正明14712383.673
4168石野貴之947882.979
3556田中信一郎998282.828
4013中島孝平816782.716
4477篠崎仁志1159582.609
4205山口剛836881.928
3897白井英治665481.818
4237大峯豊15212481.579
4044湯川浩司917481.319
4266長田頼宗1169481.034
4391松田祐季1169481.034
3946赤岩善生13611080.882
3854吉川元浩947680.851
4101三井所尊春14111380.142
3849中岡正彦16813479.762

なんと、茅原選手が90%オーバー!

全体を見れば、やはり、記念クラスの選手が多くランクインしている。

というか、ほとんど記念クラスと言って問題ない?

 

ハイグレードレーストップ20

では、ハイグレードレースに限った場合のランキングはどうなるだろう?

強豪しかいないレースでのランキングはどうなるかも気になる。

というわけで、G2以上のレースのみに絞ったランキングを見てみよう。

 

登録番号名前1コース進入回数1着回数1着率
4028田村隆信655076.923
3783瓜生正義1098275.229
4238毒島誠1007272
3415松井繁1349671.642
3854吉川元浩745371.622
3779原田幸哉594271.186
4168石野貴之775470.13
4024井口佳典976870.103
3960菊地孝平1017069.307
4320峰竜太815669.136
3744徳増秀樹513568.627
4013中島孝平845767.857
3556田中信一郎906167.778
3897白井英治996767.677
4418茅原悠紀634266.667
3622山崎智也1208066.667
3959坪井康晴855665.882
4166吉田拡郎845565.476
4337平本真之754965.333
4344新田雄史915964.835

共通する名前もあるけど、結構差が有る。

HGレースの場合、イン逃げ率は最大でも77%程度になった。さすがに一流選手ばかり集まるHGレースでは8割以上逃げられる選手はいないようだ。

茅原選手も66%と、大きくパーセンテージを下げている。

 

ハイグレードレーサーのローグレードレースでのイン逃げ率

次に気になるのは、ハイグレードレースでトップクラスの選手のローグレードレース成績だ。

ハイグレードレースでトップクラスのイン逃げ率を誇る選手がローグレードレースに出場したら、どれくらいのイン逃げ率になるのか?

レースのグレードによるイン逃げ率の差異をまとめた。

登録番号名前HGレース1着率LGレース1着率出走回数
4028田村隆信76.92378.78878
3783瓜生正義75.22978.46251
4238毒島誠7283.82457
3415松井繁71.64277.77828
3854吉川元浩71.62280.85176
3779原田幸哉71.18669.16783
4168石野貴之70.1382.97978
4024井口佳典70.10378.46251
3960菊地孝平69.30767.79740
4320峰竜太69.13673.14879
3744徳増秀樹68.62774.638103
4013中島孝平67.85782.71667
3556田中信一郎67.77882.82882
3897白井英治67.67781.81854
4418茅原悠紀66.66790.42685
3622山崎智也66.66768.88931
3959坪井康晴65.88279.3169
4166吉田拡郎65.47679.76267
4337平本真之65.33376.74466
4344新田雄史64.83570.73229

※出走回数はLGレースの出走回数

 

一体、この差はなんだろう?

LGレースとHGレースでほとんど差がない選手もいれば、LGレースに出場すると大きくパーセンテージを伸ばす選手もいる。

下手すれば、HGレースの方が良い結果を残しているケースも見受けられる。原田幸哉選手とか。

ドリーム戦やらシード戦の影響なのだろうか?

それとも、単にサンプル数不足による誤差の影響?

選手の個性?

ただ、データを見た感じ、基本的に選手のイン逃げ率は最大でも80%程度が限界で、残り20%は対戦相手に関係なく逃げに失敗する傾向があるように思える。

 

考察

 

レースのグレードを考慮した結果、ランキングが結構変わった。

まあ、そりゃそうか。

ハイグレードレーサーは強い。というか、強いからハイグレードレースに出られるんだけど。

 

具体的な実力差に関しては、いまいちはっきりしない結果になった。

選手の個性もあるような気がする。

弱い相手からは絶対に取りこぼさない! とか、相手が誰であれ勝率は変わらないとか、性格による違いもありそうだ。

 

次回以降、他のコースに関しても統計を取りたいと思う。

 

 

集計期間:2013年1月1日〜2015年12月31日

レース件数:156906レース ※不成立含む

 


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