競艇でレースのグレードによる影響を受けずに選手の実力を評価する方法を考えた


先日、タカオさんからコメントをお寄せいただいた。

3コースで最も1着率が高い選手を集計した際、選手が出走したレースのグレードを全く考慮せず、全レースを対象に単純集計したが、レースのグレードを考慮すれば、違った集計結果になるのではないかというご指摘だった。

実際、2・3コースで最も1着率が高かったのが白石健選手だったが、SGではイマイチ活躍できていない。

SGばかり走っている選手の3コース1着率20%と、一般戦ばかり走っている選手の3コース1着率40%、どちらが実力があると言えるのだろうか?

同じ土俵で評価するには、どうやったらいいのか?

というわけで、今回はレースのグレードによる違いを除外して、選手の実力を評価する方法を検討してみたい。

 

レースのグレードとは?

一言でレースのグレードを考慮すると言ってもなかなか難しい。

ご存知かと思うが、競艇ではレースのグレードが4つに分類される。一般戦、G3、G2、G1、SGの4種類だ。

レースが開催された延べ日数を見ると、下表のとおりになる。

グレード開催日数
SG126
G1580
G2139
G3997
一般11546
合計13388

 

ご覧の通り、一般戦の割合が圧倒的に多く、86%以上を占めている。

SGやG2の開催数が少ないので、グレード別に集計するには心許ないサンプル数だ。

次に、各グレードに出場する選手の全国勝率の平均を見てみよう。

グレード出場選手勝率平均
SG7.215
G16.905
G26.670
G35.248
一般5.130

 

一般戦とG3に出場する選手の勝率は大した差がない。G2のところで大きく変動しているので、G2以上をハイグレードレースとして扱い、それ以外をローグレードレースと分類できそうだ。

 

ハイグレードレーサー

ハイグレードレースとローグレードレースに分類したところで、出場している選手の分布がどうなっているのかを確認してみよう。

ハイグレードレースは限られた条件を満たす選手のみが出場できるが、ローグレードはどの選手でも出場できる。

お盆と正月の地元開催以外は記念ばかり走っている選手もいるが、1度だけ記念を走ったことがあるという選手もいる。

過去3年間、一度でもレースに出場したことがある選手は1732人。うち、ハイグレードレースに1度でも出場したことのある選手は1041人だった。

半数以上が1回は出場している計算になる。

その割合はどんな感じになっているのだろうか?

 

ハイグレードレース出走回数ヒストグラム

 

選手別にハイグレードレースを走った回数をヒストグラムにした。

※1走もしたことない選手は除外

このヒストグラムを見ると、50走未満の選手が圧倒的に多い。何度か記念やSGに出場したことがあるレベルの選手が大半を占めているようだ。

100走以上走っていれば、ハイグレードレーサーと呼んでもいいかもしれない。

ちなみに、最もハイグレードレースを多く走った選手は松井繁選手で550走、ローグレードレースの出走は131走。

 

全選手の過去3年間の出走回数は543.55走。年間180レースくらいが平均だった。

 

考察

レースのグレードによる違いを除外して、選手の実力を評価する方法を検討してきた。

上記のようなデータを検討した結果、「ハイグレードレーサーはローグレードレースにも出場している」ということから、ハイグレードレースを集計から除外してランキングを出したらいいような気がしてきた。

ローグレードレースのみを対象とするなら実力も適度にバラけているはずだし、サンプル数も多く取れる。

評価の基準も同じに近づくだろう。

G2以上ばかりを走っている選手のサンプル数の少なさによる影響があるかな?

というわけで、次回以降、実際にランキングを再度算出して、この評価基準が妥当かどうかを検証してみたい。

 

タカオさん、コメントありがとうございました。

 

 

集計期間:2013年1月1日〜2015年12月31日

レース件数:156906レース ※不成立含む

 


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