競艇のスタート、追い風と向かい風では0.02の差があった


以前、風向きの影響によるレース結果の違いを検証した。

結果としては、追い風でも向かい風でも、着順に関して特に違いがないという結論だった。

しかし、着順以外に関して影響はないだろうか?

というわけで、今回はスタートタイミングに注目して、風向きの影響を検討してみたいと思う。

 

集計方法

ボートレースオフィシャルサイトで公開されているデータでは、風向きは8方向に分類されている。(北、北東、東、南東、南、南西、西、北西の8方向)

それと、無風の合わせて9種類の状態が考えられる。

今回の分析でも前回と同様、分析対象のレース場が北向きの場合、北西、北、北東の3種類を追い風、東を右横風、南東、南、南西の風を向かい風、西を左横風として計算した。

 

風向き別平均ST

早速、結果を見てみよう。

風向き平均ST
無風0.175
向い風0.171
追い風0.19
右横風0.179
左横風0.185

今回ははっきりと差が出た。

追い風と向かい風、およそ0.02の差が出ている。

風向きを考慮しない、全ての平均STは0.180なので、追い風では0.01遅く、向かい風では0.01早い。

 

なんとなく、選手の心理状態を表しているような気がする。

追い風の場合は流されることを考慮して起こしを若干遅めに、向かい風の場合は押し戻されることを考慮して若干起こしを早めにしているのではないだろうか?

 

風速別平均ST

風に関する前回の分析では、着順に影響するのは風の向きではなく、むしろ強さだという結論だった。

今回も同様に、風速別に平均STを見てみよう。

 

風速別平均ST

風速平均ST
00.175
10.172
20.176
30.180
40.184
50.188
60.197

※風速6m以上はサンプル数が少ないため、6mとして集計

 

なぜか、前回の風速とイン逃げ率の関係と同じような傾向になっている。

無風よりも風速1mの時が最もスタートが早く、3m以上で段々と遅くなっている。

0〜2mは誤差の範囲と言えないこともない。

しかし、強風では確実にスタートタイミングが遅くなるのは間違いないようだ。

 

 

考察

風向きによるレースへの影響。

それがまったくないとは考え辛かったのだが、やはり何がしかの影響を与えていることがわかった。

今までのデータを考えると、風向きはスタートタイミングに影響を与えているが、それは最大でも0.02の差であり、しかも1〜6号艇まで全て影響を与えているので、レースの着順までは影響を与えない、という結論になるようだ。

しかし、風の強さが変わると、レースの性質が若干変わるのかもしれない。

インコースの有利さよりも、選手の操縦技術が重要になるとか。

この点はおいおい掘り下げて行きたいと思う。

 

 

集計期間:2013年1月1日〜2015年12月31日

レース件数:156906レース ※不成立含む

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。