以前、1コースが最も上手い選手、2コースが最も上手い選手に関して分析したことがある。
と、来れば次は3コースの順番だ。
3コースはあまり特徴のないコースだ。
5、6コースのように圧倒的に不利なわけでもなく、4コースのように角位置という特徴があるわけでもない。(たまに3カドも見かけるけど)
かといって、無視できるほど不利なわけでもない。
そんな、地味な印象のある3コースだが、3コースが最も得意な選手は誰か、過去3年間で100回以上3コースに入った選手のみを対象として統計を取ってみた。
結果
結果は下表の通りになった。
登録番号 | 選手名 | 1着回数 | 進入回数 | 1着率 |
---|---|---|---|---|
3903 | 白石健 | 64 | 140 | 45.714 |
4364 | 池永太 | 46 | 115 | 40.000 |
4297 | 山田哲也 | 41 | 112 | 36.607 |
4019 | 笠原亮 | 45 | 128 | 35.156 |
4418 | 茅原悠紀 | 43 | 124 | 34.677 |
3618 | 海野ゆかり | 46 | 133 | 34.586 |
4236 | 松村敏 | 41 | 119 | 34.454 |
3256 | 三角哲男 | 48 | 140 | 34.286 |
3783 | 瓜生正義 | 40 | 120 | 33.333 |
3749 | 今坂勝広 | 46 | 138 | 33.333 |
3257 | 田頭実 | 47 | 145 | 32.414 |
4150 | 山田雄太 | 38 | 118 | 32.203 |
3932 | 池田浩美 | 36 | 113 | 31.858 |
4528 | 黒井達矢 | 44 | 141 | 31.206 |
3941 | 池田浩二 | 33 | 106 | 31.132 |
4290 | 稲田浩二 | 33 | 107 | 30.841 |
3721 | 守田俊介 | 47 | 153 | 30.719 |
4096 | 石橋道友 | 42 | 141 | 29.787 |
3854 | 吉川元浩 | 40 | 135 | 29.630 |
3779 | 原田幸哉 | 39 | 132 | 29.545 |
なんと、白石選手が2コースと3コースを両方制覇する結果となった。
3コースで100走以上して45%以上の1着率はすごい。2コースでも44%以上の1着率を誇っている。
その他にも、2コースのベスト20入りした選手が結構重複している。
茅原選手や、池田選手、田頭選手、黒井選手、原田選手などがどちらもランクインしている。
1コースと2・3コースで重複しているのは茅原選手くらいのものだったので、重複が多いようだ。
イン逃げ能力と、センターから1着を取る能力は別物なのかもしれない。そのあたりを掘り下げれば、有効なファクターになる・・可能性も?
3コース1着率分布
恒例の1着率分布を確認してみよう。
3コースを100走以上した全選手(920名)の1着率平均は15.23%だった。
25%オーバーでかなり高いと言えそうだ。
集計期間:2013年1月1日〜2015年12月31日
レース件数:156906レース ※不成立含む
いつも楽しみに見ています。この統計の件ですが、レースのレベルが考慮されていないのではないでしょうか?白石選手は一般戦の出走が多い選手なので、レースのレベルごとに統計を取ればもう少し違った結果になるかと思います。ただ、レースのレベルを単純にグレードで決めるのか、別の抽出方法にするかで変わるとは思いますが。これからも頑張って下さい。
コメントありがとうございます。いつも見ていただいてるようで、非常に励みになります。
ご指摘の件なのですが、おっしゃる通り、今回の集計ではグレード、対戦相手を一切考慮していません。(ちょっとタイトルはフカしすぎたかな?)
グレード別にランキングを出してみたら、違う結果になる可能性は高いです。
もっと分析してみれば、一般戦とSG、どれくらいレベルの差が有るのか、はっきりするのかもしれませんね。
次回はそのあたりを掘り下げて、分析してみたいと思います。
ちなみに、軽く集計してみたところ、白石選手はSG26走、一般戦545走で、平均着がSGで3.88位、一般戦で2.04位でした。
わーお。
SGのサンプル数がちょっと少ないけど、思った以上の差でした。
これはもっと掘り下げる必要がありそうですね。