ここ3年間に行われた全レースで、1号艇がインコースに入った割合を計算してみた。
結果は96.43%だった。
枠なり進入が定着して久しいが、インコースに対する前付けは本当にレアケースとなったものだ。
前付けがあればインが深くなる → アウトに有利 → 高配当で決着
という図式は成り立っているのだろうか?
今回は前付けと配当金額について分析してみた。
前付け回数トップ3
配当金を算出する前に、ちょっと脱線して、最も多く前付けしている選手は誰かを調べてみた。
前付け回数トップ3は、
1位 西田靖選手 257回
2位 関忠志選手 145回
3位 鈴木幸夫選手 128回
だった。
※1枠以外の時、インコースに進入した回数を算出
西田選手のダントツ1位だ。
しかし、西田選手の出走回数は764回なので、1コースへ進入した割合は33.63%だった。
43.84%は4〜6コースに入っている。
さすがに今の時代、毎回毎回、インを奪取できる選手はいないようだ。
配当金比較
さて、本題。
インに1号艇が入ったレースと、インに1号艇以外が入ったレースで配当金額平均を計算した。
結果は下表の通りになった。
前付けあり | 前付けなし | 差分 | |
---|---|---|---|
三連単配当金額平均 | 8005.35 | 7588.22 | +5.4% |
二連単配当金額平均 | 2026.45 | 1910.32 | +6.0% |
三連複配当金額平均 | 1347.29 | 1277.15 | +5.4% |
二連複配当金額平均 | 1029.79 | 961.28 | +7.1% |
確かに荒れている。
どの賭け式でも、+5%〜7%くらいは配当金額平均が高くなっている。
やはり、冒頭の図式は成り立つケースが多いようだ。
それに、有利なインコースを奪われるとイラっときて、思わず・・というのも、若干ありそう。と、個人的な予想。
集計期間:2012年8月1日〜2015年8月30日
レース件数:162505レース ※不成立含む
こんにちは。
大変興味深い記事を読ませていただきました。
質問なんですが、前付け回数はどこから調べたんですか?
コメントありがとうございます!
前付け回数ですが、公式のデータでは枠番と進入コースが公開されています。
なので、枠番よりも進入コースが内側になっているものを前付けとして計算しました。